F3Aに関する情報かな?

 

2月14日(土)に開催された、ジャッジ講習会に参加してきました。

今回は、都心のど真ん中、新橋の航空会館の会議室での開催でした。

今年は、引き続きP−09・F−09となりますので、実技講習は

ありませんでした。座学で、参考になる講習会でした。

 

FAIのルールでは、4年間、ルールの変更はしてはいけない、

ということになっているそうで、すでに発表されている

P−09、F−09、P−11、F−11について、ルール

の変更はありません。がっ!「解釈」については、国際大会

などのときに変化することがある、とのことでした。

今回は、昨年10月のアジアオセアニア大会において、

P−09の最初の演技、リバーススプリットSアンドスプリットS

の解釈が変わった、との解説がありました。

すでに、ラジ技をお読みの方はご存じかと思いますが、

今まではウワサ、国内においては同日の発表を持って公式に

「解釈の変更」ということになります。

参考にするべき点など、以下にいくつか書きます。

文字だけなので、わかりにくいですかねぇ〜〜。

 

01.リバース・スプリットS・アンド・スプリットS・コンボ、

その「解釈」とは、スポーティングコードの飛行演技解説では、

・水平飛行から、2/4ポイント・ロールを演じ、直ちに機種を押して

1/2逆宙返りを演じる。

となっている部分、

2/4ポイント・ロールのナイフエッジ姿勢の直線部分と同じ長さの

背面飛行をした後、機種を押して1/2逆宙返り、となります。

ちなみに、上の1回転ロール後の1/2逆宙返りは、これまでの

解釈通り、直線を見せることなく「直ちに」逆宙返りです。

この演技の開始位置ですが、センターから始める必要はなく、

センター手前でも後でもOK。ただし、宙返り2個分の図形の中

でないと、おかしいですね、とのことでした。

開始位置は、風の強弱によってかなり影響される部分ですが、

昨年の関東クラブ対抗での音田選手の開始位置は、センターより

かなり手前で開始していましたね。

 

02.ハーフ・リバース・キューバン8

再三言われていることですが、2回の1/2ロールの長さと、

そのロールの間の直線の長さは、同じでなくてはならない。

 

03.スリーロール

各ロールの間のポーズは極短時間で同一でなくてはならない。

ジャッジは、ロールレート、センターをよ〜〜く見てください、と。

 

 

04.ストールターン

ロールの前後の直線の長さが同じ。ともすると、下のラインとストールの

中間地点でロール、と思いそうですが、そうではないですよ!

1/4ループ、その後の直線、ロール、直線、ですから、ロールの位置は

思ったより高い位置となります。みなさん、きちんと理解してますか?

 

05.トップハット

最初の1/4ループのRが基準です。1番目と4番目のループの

Rが大きく、上の2番目と3番目のRが小さい選手が多いのでは

ないでしょうか、とのことでした。

 

07.トライアングルループ

これも、ループの開始位置のてっぺんと下のラインの中間の高さが

ロール位置だと思っていませんか?図形を紙に書いてよ〜く見てください。

ロールの前後の直線の中間ですから、案外高い位置でのロールとなります。

また、風下に向かっての演技のため、演技の終わりがセンターを越えて

しまう選手が多い、とのことでした。

 

13.2アウトサイドループ

ロールレートが変化しないこと。2回のループが同一の軌跡であること。

 

14.2ターン・スピン

横風などの時、偏流とりますが、風見で機種の向きが変わると、

15度ルールで、15度につき1点減点、45度なら3点減点です。

しかし、機種の向きが変わらなければ、風に流されるのは減点されません。

ただし、フレームオーバーはNGです。

 

15.キューバン8

左右の円の大きさが同じになることが重要。

また、演技開始位置と終了位置、ホントに同じ位置で終了してますか?

 

16.ハーフ・スクエア・ループ・オン・コーナー

90度のループ、開いている選手が多い、との指摘がありました。

あちゃ〜、ばれてますね〜〜〜。

 

17.45ディグリーズ・ダウン・ウィズ・スナップロール

降下の際のアップが、ガクンと降下してきて、抜けのダウンが緩やか

な演技の人が多い。どちらも同じRの1/8ループですよ!

上が小さいRなら、下も同じRでないといけませんね。

 

 

と、言うことで、P−09については、将軍様が懇切丁寧に解説、

ポイントをご指導下さいました。

その他、ルールの付則5Bの解説がありました。

F−09の解説もありましたが、単に演技の説明を広瀬さんが

してくれただけでしたし、あまり我々一般人には影響ないかと

思いますので、省略!

 

さらに、吉岡さんより電波関係について、ご報告がありました。

以前の500mルールが撤廃され、法的にはかなり自由になった。

しかし、我々でガイドラインを設定し、さらに安全に注意しましょう。

飛行場は、これまでの3km置きだったのに対し、2.4GHzの

おかげで、近隣の理解さえ得られればさらにその間に2〜3カ所の飛行場が

設置可能。ただし、飛行空域が重ならないように。

ガイドラインでは、飛行空域を設定すること、その空域に応じた飛行場

の飛行可能な機体の制限を設ける、など、検討しているそうです。

 

やはり、2.4GHzの普及は、大きなメリットとなったようですね。